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tailwalkのベイエリアでのロッドシリーズである、SSD BAYBOATERシリーズ。今回は僕のメインで使っている3本をまとめてご紹介したいと思います。ボートシーバスをするうえでの使い分けはもちろんの事、他魚種にもマルチに使える3本ですので、その実力をお伝えしたいと思います。
SSD BAYBOATER S68ML

長さ:6ft8in ルアー:5-28g ライン:0.8-1.5号
ボートシーバスゲームの中核を担うモデルがS68MLです。レングス的にもパワー的にも非常にオールマイティなロッドで、ボートシーバスを始めたいと思っている方に、まず1本目に購入するロッドをおススメするなら間違いなくこのS68MLです。
アクションについて
使えるルアーは、ビーフリーズ78SやX-80などの小さめのミノーから、1オンスクラスの鉄板バイブまで幅広く使用することができます。ですので日中の釣りのボートシーバスにおいては、ほとんどこのS68ML一本でこなすことが出来ます。

重いルアーから軽いルアーまで使えるので、ナイトシーバスにもピッタリです!写真のルアーはタックルハウスさんのTKLM”9/11″です。
デイゲームの釣りにおいては特に、ヴァルナなどの10センチクラスのミノーのジャークが秀逸です。振り抜けもいいのでバシバシジャークしてても疲れにくいです。

写真はルドラですがルドラも余裕でアクション出来ます!

トップウォーターにもピッタリ!写真はスーパースプークですが、TDペンシル95などのもう少し軽めのペンシルがベストマッチです。
持ってみるとボートシーバスロッドとしては少し柔らかめにさえ感じるアクションですが、ファイト時は逆にそこが生きてくるところだと思っています。シーバスの引きに合わせてロッドが曲がってくれて魚の引きをバットで受け止めてくれるので、一回乗れば本当にバレにくいロッドです。
6.8フィートのレングスは、ロングキャストもこなしつつショートキャストにも対応できる絶妙なレングスです。投げれるルアーのウェイトもオールマイティですが、オープンエリアから細かいストラクチャー撃ちまでこなすことのできますので、使うポイント的にもオールマイティなロッドです。
マゴチや青物にも
S68MLはマゴチ釣りにも使用できます。ロッドのスペック的には28グラムまでとなっていますが、使いやすいのは14~20グラムぐらいまでのジグヘッドです。あまり重すぎると、ロッド自体が柔らかめなのでアクションがもたつく感じが出てしまいますので、少し軽めのヘッドがおすすめです。

シーバスのタックルそのままのセッティングでマゴチを狙う事が出来ますので、東京湾でいうと春から秋までのオープンエリアの釣りではこれ一本でシーバスとマゴチを狙う事が出来ます。

柔らかいといっても、イナダクラスなら青物だって全然イケちゃいます。むしろ小さめのシンペンやトップウォーターでしか食わないような状況であれば、このロッドがベストマッチ!湾内に入ってくる青物はイナダくらいが多いのでイナダがいるかもという状況でもこのロッドなら安心です。
ボートシーバスを始めるならまずこのロッドから始めましょう!幅広いルアーも使えて、使うポイントも選びません!シーバス以外にもマゴチや青物など幅広い対象魚にも対応している事も特徴ですので、船に積んでおく価値のある一本です。
SSD BAYBOATER S72M

長さ:7ft2in ルアー:7-35g ライン:0.8-1.5号
S72Mは最もパワーのあるロッドで、オープンエリアでのロングキャストの釣りに非常に適したロッドです。
アクションについて
表記通りといった印象のM(ミディアム)クラスのレギュラーテーパーです。鉄板バイブのロングキャストの釣りが最も適しています。30グラム前後ある重めの鉄板バイブもしっかり振り切って飛ばすことができ、引き抵抗の強いロングバイブもストレスなく巻くことができます。それでいて、ベリーの部分は硬すぎない設計ですので魚があたっても弾きずらく、ファイト中もバレずらいです。

バイブレーションの釣りの他に、ルドラなどの大型ミノーの釣りにも適しています。ただし、リトリーブの釣りやストップアンドゴーなどロッドアクションを加えない釣りの方がこのロッドは得意です。
出しどころでいえばコノシロパターンの頃のミノーパターンです。この頃に効くアクションはジャークバシバシというよりはリトリーブ中心のパターンです。たまにバイトするきっかけを作る為だったり、魚に気付かせてあげるためにジャークを入れるという事をするのですが、そういったミノーパターンの時に最適なロッドです。
僕の勤めているアイランドクルーズでは、通年オープンエリアを釣りに組み込んでいるので一年通して使うロッドですが、一番活躍するシーズンとしては東京湾でいえばハイシーズンの10~12月が活躍するシーズンです。
重めのジグヘッドをしようしたマゴチ釣り&中型青物にも
僕的にはマゴチ釣りは7フィートちょっとくらいが長さ的にはベストだと思っています。ですので、SSD BAY BOATER S72Mの7.2フィートというレングスは、マゴチ釣りに使うのに非常に使いやすいレングスです。長めのレングスなので、ルアーの飛距離は非常に良く飛びますシーバスと同じく、マゴチ釣りでも、遠くまで投げて広く探る釣りにはとても適したロッドです。

S68MLは軽めのジグヘッドの釣りに向いている一本でしたが、S72Mは重めのジグヘッドを使用したマゴチ釣りに向いているモデルです。30gくらいのジグヘッドを使うマゴチ釣りに最適で、重いジグヘッドでももたつくことなく、ストレスなくワームをアクションさせることが出来ます。

シーバス以外にも、サワラやワラサなどの中型青物なら余裕であげられるパワーがありますので、シーバス以外の湾内のキャスティング青物等にもおすすめの一本です。
SSD BAYBOATER C63M 
長さ:6ft3in ルアー:7-35g ライン:0.8-1.5号
C63MはBAY BOATERシリーズ唯一のベイトキャスティングロッドです!
ストラクチャー撃ちロッド

C63Mの一番の得意技は、短いレングスを生かしたショートディスタンスの釣りです。僕は東京湾でシーバスガイドをしていますが、東京湾ボートシーバスでは定番の釣法とされている『穴撃ち」にもピッタリのロッドです。10g以上のミノーのフリップキャストに非常に向いています。
穴撃ちに向いている、といっても専用という訳ではないのでオーバーヘッドでバイブレーション等ももちろん投げれます。上から投げれる汎用性があるという事は意外と助かるメリットの一つです。穴撃ちをしつつ気になった台船をそのままオーバーヘッドで投げる、なんてこともできますので、釣りが非常にスムーズになります。
シーバスジギングにも

C63Mのもう一つのメリットとしては、ジギングにも使えるという点です。ジギングロッドのようにリアのグリップが長めに設定されているので、楽にジギングをすることができます。
東京湾でいえば冬季はジギングがメインの釣りになります。ですので、冬季はジギング専用ロッドをしっかり用意した方が良いと思いますが、それ以外のシーズンではジギングはワンポイント的に使う事が多く、ジギングをしない日も多い為、ジギングロッドを積むまでは、と思うのが冬以外のシーズンです。そんな時にC63Mがあれば、穴撃ちなどのキャスティングにも使えて、ジギングもやりたくなったらできるという事でジギングロッドを増やさなくてもジギングをすることができます。
マゴチとカサゴ釣りに

シーバス以外のターゲットにもC63Mは対応することが出来ます。まずはマゴチやヒラメなどのフラットフィッシュ類です。20~30グラム程度のジグヘッドのスイミングの釣りに向いています。張りのあるテーパーなので、スイミングのみならずボトムパンプも得意なロッドです。ただ少し短めなロッドなので、足場の低い船や低い釣り座に向いています。

カサゴなどのライトロックフィッシュにも使えます。僕は7~10gほどのテキサスをメインで使用していましたが、根がかりの心配がなければもっと重いウェイトのシンカーでも全然問題なくこなせるテーパーです。東京湾のカサゴ釣りは、基本的に近距離戦になることが多いので、C63Mのレングスは取り回しがしやすく、専用ロッドなのではと思えるほどに使いやすいです。
以上 SSD BAY BOATER シリーズのご紹介でした!ボートシーバスはもちろん、ベイエリアの幅広いターゲットに対応したロッドシリーズです!是非購入の参考にしてみてください!!