バチコンアジングロッドBOAT AJIST SSDシリーズに追加モデルが発売となりました。初のベイトモデルとなるC68MH-K/SLです。僕的には待ちに待った待望のベイトモデルです。全国様々なロケーションでの使用を想定されたモデルだとは思いますが、僕の方ではホームである東京湾で使用したインプレをご紹介します。
フォールの止まるアタリを掛けれる
シリーズ初となるベイトモデルであるC68MH-K/SL。ベイトのメリットはフォールでの感度。これに尽きます。フォールのアタリを明確に捉えることが出来るということが、ベイトの最大のメリットです。バチコンアジングはこのフォールの感度が上がることで格段に釣果がUPします。
フォール中のアタリは基本的にフォールが止まることで感じることができます。スピニングでももちろんフォールが止まることはわかりますが、ベイトのようにダイレクトに感じることはできません。基本的にはラインがたるんだ状態で落ちていくスピニングはアタリに対して即掛けは不可能です。ベイトならテンションをかけながらフォールが可能なので、バイトに対してテンションを保ったままの即掛けが可能です。
バチコンアジングはアジの群れに対してファーストコンタクトが最もアタリが多い瞬間です。そのファーストコンタクトとはファーストフォールのことです。つまりファーストフォールが最も釣れやすい瞬間ということです。フォールのアタリが取れるベイトタックルなら、いち早くファーストバイトをかけることにも繋がります。
フォール中のアタリを感じることが出来る
バチコンではフォール中の止まらないアタリ、つまり乗らないアタリももちろんあります。この乗らないフォール中のアタリもベイトなら感じることができます。スピニングではこのフォール中の乗らないアタリは全く感じることができません。
ベイトなら乗らないアタリも感じることができるので、釣れなかったとしてもアジがいるレンジがわかります。アタったらアタったレンジを中心にもう一度巻き上げて落とし直したり、そのレンジでシェイクしたりと誘いをかけて釣れるパターンを探ることができます。
また、ベイトはゆっくりとしたフォールでしか反応しない場合はスプールを指で抑えながらブレーキをかけて、ゆっくりフォールさせることも出来ます。これもスピニングでは出来ません。また潮流れがきつい場所で余計にラインを出したくない時にもサミングを強めにかけることで、余計なラインの放出を防ぐことができます。このブレーキをかけてゆっくり落としたり、余計な糸を出さないためのきつめのサミングは特にギガアジ釣りで多用するテクニックです。つまりベイトタックルはギガアジ釣りでも有効ということです。
操船しながらの釣りも有利
これはボートを自分で操船する人のみのメリットかもしれませんが、ベイトタックルは片手でクラッチのON/OFF操作ができるので、操船をしながらの釣りが容易です。スピニングのようにいちいちベールを返すのに両手を使わなくて良いので、ベイトだと操船をしながらの釣りがスピニングより楽になります。
ストラクチャー際を攻めることが多いボートバチコンアジングで操船が楽になるということは、この上ないメリットでもあります。とはいえこのメリットを感じることが出来る方はほんの一部かと思いますが。
手感度と目感度の両立
高感度のカーボンブランクスとホワイトにるられたソリッドティップの組み合わせで、手感度と目感度の両立を実現しているのがC68MH-K/SLです。フォール中のアタリはもちろん、着底してからのバイトも基本的には手に来る手感度で感じることが出来ます。
しかし手にこないアタリ、もしくは手よりも先に感じることが出来るのはティップの動きでアタリを感じる目感度です。夜はもちろんですが、日中でも明らかにティップが白い方がティップの細かい動きがわかりやすいです。
フォールが着底のタイミングと同時くらいに止まった際に着底なのか魚なのかを迷うくらいしか手にバイトが伝わってこなかった場合、ティップの動きで震えていたら魚、震えていなかったら底というような判別にも使うことが出来ます。
目で見て手で感じることが出来る、手感度と目感度を合わせたロッドがC68MH-K/SLです。
乗合船でもボートでもおすすめ!
様々なメリットがあるベイトのバチコンロッドBOAT AJIST SSD C68MH-K/SL。表記がMHなので硬めに思うかもしれませんが、近場の20センチ未満のアジ釣りにも十分対応できるしなやかさです!ボートはもちろんですが、乗合船でのバチコンでも同様のメリットがありますので、ベイトのバチコンロッドお探しの方にBOAT AJIST SSD C68MH-K/SLは是非オススメの一本です!