アルファタックルのルアーシリーズ『CRAZEE』のルアー3種類をご紹介!

日頃僕の釣りをサポートしていただいているtailwalkさん。tailwalkとは母体である㈱エイテックさんのルアーブランドの名称です。その兄弟ブランドであるエサ釣りのブランド『alphatackle』。エサ釣りブランドと言いつつも『CRAZEE』というルアーシリーズも展開しています。CRAZEEは安価でワンコインで買える、でも釣れるルアーを提供しているシリーズです。今回は、そんなCRAZEEシリーズの中で、僕のお気に入りの3種類をご紹介させていただきます。

METAL VIB LONG

まずご紹介させていただくのは

METAL VIB LONG

全長100ミリ、28グラムとロング系の鉄板バイブの平均的スペックのルアーで、IWASHI・BLUE PINK・RED GOLD・ZEBRA-SILVER・TACHIの5色のカラーラインナップで展開しています。

 

僕は普段、東京湾でボートシーバスのガイドをしていますが、ボートシーバスという釣りのカテゴリーにおいて、ロング系鉄板バイブは年間通して必須のルアーで、METAL VIB LONGは、お客さんに必ず持って来て頂きたいルアーの一つです。

 

METAL VIB LONG BLUE PINK で釣れたシーバス

BLUE PINK

 

ロング系の鉄板バイブをよく使うポイントはオープンエリアです。つまりストラクチャー周りではなく、周りに何もない広いエリアでの使用頻度の高いルアーです。

 

オープンエリアの多くはシャロー、つまり浅瀬です。エサを求めてシャローに上がってきたシーバスを狙う為に、ルアーを遠投して、広いシャローに散ったシーバスを釣っていく釣りがオープンエリアの釣りです。

 

METAL VIB LONG TACHI で釣れたシーバス

TACHI

 

オープンエリアの釣りで非常に重要なことは、とにかくシーバスにルアーを見つけてもらうことです。気付く=食いつくというほど単純なものではありませんが、基本的にベイトを追ってシャローに上がってきているシーバスなので、気付けば食いつく可能性が高い魚が多いエリアで釣りをするのがオープンエリアの釣りです。ですので、シーバスにルアーを気付いてもらう事は、釣果に直結する事が多く、その為ロング系の鉄板バイブが必須となるのです。

 

METAL VIB LONG ZEBRA-SILVER で釣れたシーバス

ZEBRA-SILVER

 

こういう話をするとカラーに目が行きがちですが、カラーよりも重要なのはロング系鉄板バイブの出す波動です。大きく水を動かす波動は、他のルアーでは到達できない遠くのシーバスにまで波動を届かせてルアーを強力にアピールします。

 

視覚では単純な話、魚の後ろをルアーが通ったらその魚がルアーに気付くことはできませんが、波動であれば届く範囲すべての魚にアピールすることが出来ます。ですのでより多くの魚にアピールするためには、カラーよりも波動がまずは重要です。波動でアピールして、魚が気付いて追尾した時点で初めてカラーの出番です。この時点で食うか食わないかを決めるのに、カラーという要素ももちろん関係していますが、魚がルアーに気付くか気づかないかは、まずは波動ありきです。

 

METAL VIB LONG RED GOLD で釣れたブリ

RED GOLD

 

シーバスはもちろんのことですが、青物にももちろん対応しています。写真は5キロほどのワラサです。パッケージから出してそのまま使えるルアーですが、青物狙いの場合は、針とスナップを少し強めの物に変えた方がいいかもしれません。この写真の時は、スナップはいつも使っているEG社の#1、針はそのまま使用しました。無事キャッチできましたが、正直針はかなり開いてたので、2匹目はきついんではないかなぁと。

 

METAL VIB LONG IWASHI で釣れたシーバス

IWASHI

 

シーバスフィッシングでの最大の問題はバレです。『METAL VIB LONG』は3本フックなので、普通の鉄板バイブよりバレにくいのもうれしいところです。ちなみに、ボートシーバスではバーブレスフックにしてもらうことが義務付けられているボートもあります。(僕の勤めてるアイランドクルーズもバーブレスフックに使用を義務付けています)3本フックはバーブレスでもバレにくいです。

 

ロング系鉄板バイブと一言に言っても、実はアクションは各メーカーで様々です。LONGは比較的強波動で、動き出しも早く、スローに引ける特性のあるロング系鉄板バイブです。動きの特性とは別に、なぜか鉄板バイブには釣れる鉄板バイブと釣れない鉄板バイブがあります。これは特にロング系の鉄板バイブでは顕著なんですが、METAL VIB LONGは間違いなく釣れる鉄板バイブですのでご安心ください。

 

メーカー小売り希望価格550円という驚異の価格で提供する、ロング系鉄板バイブ『METAL VIB LONG』。一番最初に書きましたが、ロング系鉄板バイブは、ボートシーバスフィッシングに必須のルアーです。もし、ロング系鉄板バイブのどれを買ったらいいかわからない、予算が…、という方は『METAL VIB LONG』をぜひ買ってみてください!

SALT METAL VIB 

CRAZEE LURE シリーズ紹介第2弾は!

SALT METAL VIBの画像

SALT METAL VIB 

 

今回は85mm-26gの方のご紹介です!前回紹介させていただいたMETAL VIB LONG(以下LONG)のショート版で、1オンスクラスのいわゆる普通の鉄板バイブがSALTMETAL VIBです。

 

LONGはオープンエリア専用的なイメージですが、対してSALTMETAL VIBは比較的オールラウンドに使える鉄板バイブです。

 

SALT METAL VIB COTTON CANDY で釣れたシーバス

COTTON CANDY

 

SALTMETAL VIBは、オープンエリアでもストラクチャー周りでもロケーションを選ばずに使う事が出来ます。ちなみに、LONGがオープン専用と書きましたが、ストラクチャー周りで釣れないという訳でなく、釣りが非効率になってしまうという意味でです。

 

オープンエリアの釣りは、基本的にフルキャストのみの釣りです。対してストラクチャー撃ちでは、フルキャスト以外にも力を加減するキャストを使う事になります。LONGのみならず3本フックを装備したロング系バイブレーションの欠点としては、キャスティング時にルアーにラインが絡みやすい事です。

 

ルアーにラインが絡むのを防ぐにはフルキャストで糸を弛ませずにキャストすると絡みが少なくなるのですが、ストラクチャー撃ちではこれが出来ません。どうしても加減をしたキャストをしてしまうのでルアーに糸が絡んでしまいます。その為、釣りが非効率にってしまうのでストラクチャー周りでの釣りにはロング系鉄板バイブは向いていないという事なのです。アクションの問題ではありません。

 

SALT METAL VIB IWASHI で釣れたシーバス

IWASHI

 

SALTMETAL VIBはルアーにラインが絡まる確率が非常に少なく、釣りをしていてストレスが非常に少ない鉄板バイブです。飛ぶ、沈む、動くという鉄板バイブに求める基本的な性能も、ワンコインの価格で高次元に実現しているので、本当に使いやすいルアーです。

 

個人的にはこのSALTMETAL VIBも非常に強波動かつ、ゆっくり巻いてもしっかり動いてくれる鉄板バイブだと思っています。強波動という事は魚に気付いてくれるというアクション上の利点ももちろんですが、ルアーが今動いているのか、どこにあるのかといった情報をアングラー側にわかりやすく伝えてくれるというメリットもあります。これはシーバスを釣るうえで非常に重要なメリットです。

 

SALT METAL VIB  CHART BACK PEARL で釣れたシーバス

CHART BACK PEARL

 

ボートシーバスでは、今回ご紹介したSALTMETAL VIBに代表される1オンスクラスの『短いやつ』と、METAL VIB LONGに代表される『長いやつ』の両方が必ず必要です。

 

例えばオープンエリアの釣りでは、「短いやつしか釣れないねー」とか「長いやつのの方がいいねー」っていうのが日によってあるので、こっちだけ持ってればOK!いつでも釣れます!って話ではなく両方必ず持っててほしいのです。

 

SALT METAL VIB RED GOLD で釣れたシーバス

RED GOLD

 

正直、短いのも長いのもあんまり釣れない鉄板バイブはいっぱいあります。理由は明確に答えられませんが、毎日出船しているとこのルアー釣れないなーというのが、どうしても結果として出てしまうのです。

 

SALT METAL VIB とMETAL VIB LONGはちゃんと釣れてくれるルアーです。しばらく使ってますが間違いありません。安いからって侮るなかれ、本当におすすめできるルアーです。

 

そのまま使えるルアーですがボートで使用する際には、できればランカーの時期だけはフックを強めのものに変えてもらうとより安心です。というのも、一生モノの魚に出会う可能性が高い季節です。70クラスまでは問題ないと思いますが、80より上はさすがに伸ばされる可能性がありますので、記録魚を狙っている方はフックの交換だけお勧めします。

CASJIG

最後にご紹介するのはCASJIG。メタルジグです。

 

CAS JIG で釣れたシーバス

 

CASJIGという名前から察するに、恐らく設計というか、ターゲットはキャスティングジグだと思うのですが、ボートからのバーチカルジギングにバッチリ使えます。というかこのジグ、バーチカルで本当に釣れるジグです。ラインナップは30gと40gの2種類なんですが、60とか80gの重いところまで個人的には作ってほしいと思うほどに、このCASJIGすごく釣れます。

 

CAS JIG で釣れたシーバス

 

東京湾での釣り方はただ落とすだけ。これだけです。CASJIGはフォールでの誘いが秀逸で落とすだけで魚が食いついてくれます。底まで落として、その時に釣れる水深まで上げてきて再度フォールさせるこれだけで魚が釣れてくれます。

 

ジグの釣りって結局、魚を誘うのはメタルジグの仕事です。もちろん上げる時の誘い方や、どこに落とすかとか、どの水深を攻めるかって言うのは釣り人の方での調整かもしれませんが、基本はメタルジグ自体のアクションが魚を釣ります。簡単に言うと釣れないジグはどう使ったって釣れません。

 

CAS JIG で釣れたシーバス

 

今回はシーバスの写真しかないのですが、このジグで釣れたことのある魚は、シーバス以外だとイナダ、アジ、サワラ、タチウオです。要するに中層を泳ぐ魚のほとんどの魚を釣ることが出来ます。本当に釣れるジグです。写真がボロボロのジグで申し訳ないのですが、これには理由があってお客さんに貸しているからです。どうにか今釣って欲しいのタイミングでメタルジグがなければ、僕はCASJIGをお客さんにお貸ししてます。そのくらいこのジグを信用しているという事です。これ使えば釣れるって思えるメタルジグです。

 

ボートシーバスの釣りでの一手としてももちろんですが、お土産釣りであったりボウズ逃れであったり、様々な意味合いでメタルジグは必須のルアーです。アクションがジグ任せな分、カラーで釣果に差が出るルアーではありますが、必ず各ウェイト1個ずつはタックルボックスに入れておいて損はないと思います。そしてこのCASJIGは何でも釣れるので、ボートの釣りで非常に重宝するジグです。