近海ジギングのスタンダードJIGFORCE SSD S603！！

1 青物釣りのど真ん中603
2 ルアーの抵抗感がわかる
3 魚を逃がさないロッド
4 青物ジギングのスタンダードモデル

tailwalkのオフショアジギングロッドのスタンダードシリーズJIGFORCE SSD。僕の方では茨城や外房で趣味としての青物ジギングと、東京湾でのガイド中の青物ジギングに使用しています。

青物釣りのど真ん中603

その中でも僕がメインで使用しているのはS603という番手です。100〜150gくらいまでのセミロングのジグをワンピッチジャークで青物を狙うならこの一本で間違い無しです。

S603の特徴は、近海での青物ジギングで中心となる100〜150gのセミロングジグをワンピッチジャークしやすいということ、そして状況に対しての適用範囲が広いということです。100〜150gが使えれば、水深20m〜60m台くらいまでは対応できますので、ヒラマサ、ブリ、ワラサ、イナダがメインとなる関東近海の青物ジギングのほとんどの状況に対応できます。

関東近海と一言に言っても、海域によって潮流れの速さや狙う水深はマチマチです。例えば東京湾では2ktを超える潮流はほぼありません。しかし南房や外房などは2ktは当たり前に流れますし、潮と風が逆になったりもします。潮流れがない海域でも潮流れがきつい海域でも対応できる幅があるロッドがS603です。

ルアーの抵抗感がわかる

青物を狙う基本的なアクションであるワンピッチジャーク。1回シャクって1回リールを巻く青物釣りでは定番のアクションです。個人的にワンピッチジャークの釣りは抵抗感が命だと思っています。ジグをシャクった時に、適度な抵抗感だとキレイにジグを横に飛ばすことが出来る為です。

この抵抗感を感じることが出来て、さらに適度に曲がってジグを弾いてくれる硬さが青物ジギングのロッドには求められます。S603の硬さは100〜150g程度のジグをしゃくった時に抵抗感を感じやすく、さらに適度にジグを横に飛ばしてくれるど真ん中な硬さです。

僕は主にDUOのDrag Metal Force SEMI LONGとRISE JAPANのRISE JIGというジグを使用しています。Drag Metal Force SEMI LONGは面のあるジグで抵抗感が強めです。対してRISE JIGは丸い断面のジグで抵抗感が少なめです。

このメタルジグの抵抗感の違いを利用して、潮を噛みすぎて抵抗感が強すぎると感じたらRISE JIG、潮噛みがスカスカで抵抗感が少なければDrag Metal Force SEMI LONGを使用するという感じで使い分けています。これは抵抗感を感じるとることで出来るジグの使い分けなので、ジグありきというよりはロッドありきでの使い分けです。

もちろん使いこんでからこそ分かる感覚という部分もあります。抵抗感の目安としては、抵抗感が強すぎても弱すぎてもアシストフックがリーダーに絡んでしまうテーリングという現象が起きます。エビるとも言いますね。テーリングをしてしまうということは、適度な抵抗感でシャクれていないということです。抵抗感を適度に保ってテーリングしない抵抗感を体で覚えると、ジグをキレイにダートさせて動かすことが出来ます。