東京湾ライトジギングに必要なタックルは?

最近秋めいてきている東京湾ですが、この暑い夏からライトジギングでの釣果が伸びています。ジギングで狙う魚はシーバス、タチウオ、青物の3つです。

 

 

ジギングで使うロッドはSSDのSPJ633。シーバスだけで使うなら631がおススメなのですが、青物やタチウオまで含めるとなると、もう少し硬めのロッドがマッチするため633を使用しています。SPJをセレクトしてはいますが、スローピッチジャークのようにしゃくりません。というか僕はスローピッチジャークをしないのでしゃくり方が分からない(汗)

 

SPJをセレクトしているのは、高感度で軽量で使いやすいため。昔からジギングロッドは少し硬めでシャキッとした感じの仕上がりのロッドが好きだったので、そんな感じのSPJをセレクトしています。スローピッチジャークの竿としての性能は語れませんが、東京湾のライトジギングに使う竿としては、本当に秀逸。フォール中のバイトもロッド全体がボーン!と鐘が鳴ったようにはっきりと出て、使っていて非常に気持ちのいいロッドです。

 

硬めの633をセレクトしていますが、しっかり曲がってくれるのでバレも少なく、アジの口切れなども防いでくれます。

 

ロッドももちろんなのですが、最近非常に重宝していて今までなんで使わなかったんだろうと思っているのが、デジタルカウンター付きリールです。ジギングにはELAN DG2を使用しています。

 

 

どの魚種にもこのELAN DG2は有効です。シーバスについては現在ジギングで狙っていても上から5~10mの範囲でヒットすることが多い状況。下から5mなら底まで着けてハンドル何回転とかで計算できるのですが、上からだとイマイチ分からない。マーカー付きのラインなら確かにわかるのですが、カウンターで見るのとは精度が全然違います。ラインが止まったこともカウンターで確認できるので、ヒットしたかヒットしてないかも非常に明確です。

 

シーバスがいるレンジが上から5~10mと大体の場合ははっきりしているので、そのレンジを行ったり来たりさせることで、効率的に釣りが出来るのでバイトの数も圧倒的に増えます。水深25mだとするとそのうちの下15mは釣れないレンジなので、落とす意味がほとんどないレンジです。底まで沈めているのでは釣りの効率が悪すぎてしまいます。リールにカウンターが付いているかついていないかで、結果釣果に大きく差が出てしまうのが最近の東京湾のシーバスジギングです。

 

ちなみにシーバスジギングにはイチカワフィッシングのLIGHT & MICRO JIGGING ASSISTを使用しています。刺さる針を使用する事で、フォール中のアタリを確実に拾う事と、しっかり魚の口を貫通させることでバレを防ぎます。小針ですが、80アップでも曲がったことはありません。小針だからこそのフッキングの良さと、バレにくさ、そして曲がらないことでの針の持ちの良さを是非体験していただきたいです。

 

 

タチウオ釣りにもカウンター付きリールは非常に有効。シーバス狙いなら深くても30mくらいなので、釣りが効率的ではないくらいの話で済みますが、タチウオ釣りは深ければ100mクラスまで落とす釣りです。よくあるのは水深60mくらいで35mくらいにタチウオが浮いてますな状況。どの魚種でも中層に浮いた反応を攻めるのにカウンター付きリールは必須です。魚探の反応に合わせることが出来るメリットはもちろんですが、アタったメーター数を覚えておけば次同じことをする為の再現が非常に容易になります。特にタチウオ釣りは再現性が高い釣りなので、ヒットレンジが明確であればあるほど釣果を伸ばすことが出来るはずです。

 

ELAN DG2を使えば、ラインもカラーマーカー付きを使わなくて済みます。東京湾ではフグや、タチウオにラインマーカーの継ぎ目や白の部分を噛み疲れてPEの途中からカットされてしまうという現象があります。ラインがものすごく無駄になるどうしようもないトラブルなのですが、それも未然に防げるという大きなメリットもあります。

 

 

最近東京湾で流行りのデカアジジギングにも使えます。アジはその日その時その群れでレンジがまちまちな魚です。魚探の反応にリールのカウンターを合わせて釣ることで確実にアジの居るレンジを攻めることが出来ます。レンジが合うと面白いほどに反応してくれるので、アジジギングにカウンター付きリールを使うと非常に釣りが楽しくなります。

 

 

ELAN DG2はイナダなどの青物の釣りにももちろん有効です。もちろんELAN DG2のカウンターのメリットもあるのですが、リールとしての基本性能の高さも見逃してはいけません。特にドラグ性能が秀逸です。最近はライトなアジジギングやタチウオジギングも含めて、SPJ633とELAN DG2の1本でこなす為PEは0.8号をセットしているのですが、青物の強烈な引きも難なくいなします。ドラグサウンド付きなので、ドラグ出されるのが気持ちいいリールです。現在の東京湾ではリトリーブ中心の巻きのアクションが有効ですが、パワーハンドル付きなのでワンピッチジャークなどのロッドでアクションをつける釣りにも対応しています。

 

ロッド、リール、ジグ、フック、ライン全てが揃って快適に釣りを楽しむことが出来、かつ人より釣果を出す事が出来ます。年間通して使える東京湾のライトジギングタックルを是非揃えてみてください。