前回はBOATGAMER SSD S73Mのスピニングリールについてお伝えしました。
今回はBOATGAMER SSD C65XHに合わせるベイトリール!WIDE BASAL CA81のご紹介です!
昨今ブームとなりつつある東京湾ボートシーバスのハイシーズン名物パターンであるコノシロパターンに当て込んだロッドC65XH。ビッグベイトはもとより、ショートレングスを活かしたトップウォーターやビッグベイトの釣りに特に相性のいいロッドです。
昨年発売してからというもの、アイランドクルーズでもご利用していただいている方を多く見かけるようになりました。ありがとうございます。
ただリールがWIDE BASAL CA81じゃない方が多い!!もちろんWIDE BASAL CA81じゃなきゃ釣れない訳じゃないんですが、結構このリールはガチでおススメしたいリールなんです。その理由は
①巻き取り量
②スプール径
③耐久性
この3つです!
巻き取り量
やってみないと分からない。文章では伝わりにくいことですが、ボートシーバスのビッグベイトの釣りにおいて最も重要で必要不可欠なファクターがハンドル1回転当たりの巻き取り量です。概ね1mくらい必要だと思っています。WIDE BASAL CA81はハンドル1回転99センチの巻き取り量があります。
巻き取り量ってそんなに重要?って思うかもしれませんが、無茶苦茶重要です。特にトップウォーターとジャークベイトの釣りに重要で、巻き取り量が少ないとルアーにアクションも付けられないし、必要以上に疲れて釣りが継続できなくなってしまいます。
ロッドでアクションをつけるルアーは、トップウォーターもジャークベイトも横に横に動かしたいのでラインスラックを出してアクションさせることが重要です。このラインスラックをコントロールするのに、巻き取り量の大きいリールが必要になって来ます。例えば、ジャークベイトでダートの幅を広く動かしたい場合は、強めのアクションで、かつアクション後のラインスラックを多く出す必要があります。強く動かすという事は、そのアクションを入れる段階でのラインの遊びは0に近い方が望ましいです。しかし、アクションを入れた直後のラインスラックは多く出さないと横には飛びません。
多くラインスラックを出して、次のアクションの時にはそのラインスラックを0にする。これを繰り返すという事は、ラインスラックの出せる量はハンドル一回転の糸巻き量以下という事になります。わかりますかねこの説明で(汗)
これが巻き取り量が少ないリールだと、ハンドル1回転では追い付かないことになるのですが、1アクションに対してハンドル1回転以上になった場合、普通の人はルアーにアクションがちゃんと付けれなくなります。
これ、やってみないと「何とかなんだろ」って思うかもしれませんが、絶対どうにもなりません。特に風が吹いて船が早く流れた時なんて、何にもアクション付けられなくなります。ただ忙しくリール巻いてるだけになります。
中々予約が取れない東京湾ボートシーバスの現状から見て、貴重な1回をそんなことで失敗して欲しくないので、巻き取り量が多めのリールを必ずご用意ください。本当に後悔します。
スプール径
WIDE BASALのスプール径は39mmです。相当な大きさです。しかし、これが重いプラグを投げる時に一役買います。まずは単純に飛ぶ。そしてバックラッシュが少なくなります。
僕も詳しいメカニズムや理論は分かりませんので、体感的な話しでお話しさせていただくと、ルアーの重さとリールのスプール径の大きさは比例の関係だと思います。重ければ重いほどスプール径が大きい方が飛ぶし、バックラッシュなどのトラブルが少なくなります。
最低でも2オンスくらいを投げるビッグベイトの釣りにおいてスプール径の小さいリールは良いことなしです。飛ばないしバックラッシュするし、バックラッシュしてルアー高切れするし、糸巻き量も少ないしで本当にいいことなしです。たぶんスプール径が大きいことでスプールが回りすぎないから、良いのかなと思います。小さいと回りすぎるからバックラッシュするのかなと。
でもね、わかりますよ。WIDE BASALがっていうんじゃなくてデカいリールって正直ちょっとカッコ悪いですよね。僕だけかな?(笑)むかーしむかしの話ですが、TVでデニーブラウアーというバスプロがT○ーXというリールをフリッピングで使ってまして、その時パーミングした手でリールが見えなかったんですね。リールも小さいし、アメリカ人だから手もデカくてそうなってるんですが、当時中学生の僕にはなぜかそれがムチャクチャかっこよく見えて。その時からリールが手で隠れるのがカッコいいという意味不明な潜在意識が未だにある僕には、正直WIDE系のリールは抵抗がありました。でも今ではその理に適い過ぎている機能美にほれ込んでます。特にこのコノシロパターンで使うリールについてはデカいが正義です。
ちなみにどうでもいいこと思い出したついでに言うと、僕の憧れは結構デニーブラウアーさんから来ててアナログの腕時計と結婚指輪をして釣りをするのが憧れでもあります。時計買おうかな(笑)
耐久性
道具は安ければ安いに越したことありません。特に季節限定の釣りで、予約状況考えたらシーズン何回行けるのの釣りにそこまでお金が掛けられないというのが本当のところだと思います。定価14,000円のWIDE BASAL CA81はシーバスビッグベイトに使えるリールの中ではトップクラスに安価でコスパの良いリールだと思っています。これ一個で間違いなくボートシーバスビッグベイトの釣りができます。
しかし、安価なリールで不安なのは耐久性と堅牢性。安いと言ってもすぐ壊れるんじゃ困る。当たり前です。しかし、安心してください。本当に壊れなくて長持ちします。これには僕も驚きました。
ほぼ毎日出船し続けてますが正直毎日は釣りしてません。乗船人数が多い時は釣りをしない日もあります。しかし毎日海水にさらされてるのは間違いないですし、普通の人よりは使い倒してるし魚をかける数も多いのも間違いありません。その中で壊れないと感じているのですから、毎週末釣りに行くヘビーユーザーさんだとしても、2シーズンはメンテなしで持つと思います。とは思いますが、季節限定の釣りなので、シーズン終わってオーバーホールに出すのも手だとは思います。
いずれにせよ壊れないのは本当なので、安いという部分が逆に不安だという方は安心してください。本当にコスパが良いリールなんです。
最後に
ロッドはもちろんですがリールが揃わないと、結局シーバスビッグベイトのタックルに不満を持ってしまうと思います。シーバスビッグベイトはリールが非常に重要な釣りなので、持ち合わせの物でどうにかではなく、必ずシーバスビッグベイトに適したリールをセレクトするようにしましょう。
ちなみにダブルハンドルのCAモデルをおススメしているのは、アクションがつけやすいことや、キャスティング時の不意のハンドルの回転によるクラッチの戻りを考えての為です。パワーが必要だからとVTの方をセレクトしないようにお願いします。
ロッドとリール合わせてトータルでタックルを揃えてストレスなく、快適にシーバスビッグベイトにチャレンジしましょう!