マルチに使える振り出し竿OUTBACK BEYOND S756ML

OUTBACK BEYOND S756ML

OUTBACK BEYONDはtailwalkさんの対象魚問わずのマルチパーパスロッド、つまりなんでも竿ですです。今回発売となったOUTBACK BEYONDは、元々ラインナップされていたマルチピースロッドOUTBACKのなんと振り出し竿、テレスコピックロッド版になります。

 

電車での釣行がメインとなる方や、旅先での釣りを楽しむ方にとってトランクケースや鞄に収まるサイズの釣竿は必要不可欠だと思います。

今回僕が使用したのはS756MLという番手。ボートシーバスに使うなら現状のラインナップで言えばこの番手一択だと思います。今回はOUTBACK BEYONDS756MLを使用したレポートをお伝えしたいと思います。

準備が楽で先っぽだけ飛んでいかない

マルチピースロッドに比べて振り出し竿であるOUTBACK BEYONDは準備が非常に楽です。ロッドを伸ばしていくだけで準備が完結します。また、リールをつけてラインをガイドに通しておいてある状態でしまってあっても、同じ手順で準備が可能です。鞄等の収納が許せば、家でガイドまで通してスナップをつけた状態で振り出しを縮めておいて、現場でロッドを伸ばすだけであとはもうルアーをつけるだけの状態まで持っていくことできます。楽すぎます。

 

ボートでは一度釣りをしてしまえばロッドは伸ばしっぱなしということが多いでしょうが、移動の度にしまわなくてはいけない場所や状況(例えばバイクでの釣りなど)では、マルチピースよりも振り出し竿の方がメリットがあると思います。またこの大きさなら、ボートの中のストレージや収納の中に、いざという時のためにしまっておくことも可能です。

またマルチピースロッドにありがちな、釣りをしていてキャスト時にピースがすっぽ抜けることも振り出しロッドではありません。

スムーズな曲がり

キャスト時もファイト時も振り出し竿とは思えないほどスムーズに曲がります。本当に1ピースロッドのようです。

 

またOUTBACK BEYONDにはモバイルKガイドというNEWガイドを搭載しています。詳しいことはtailwlk HPのOUTBACK BEYONDのページを見ていただきたいのですが、軽くて強い振り出し竿用のNEWガイドとのこと。

 

OUTBACK BEYOND

 

僕にはガイドのテクノロジー面のことまでは正直わかりませんが、確かにこのガイドの恩恵で、普段使っているBOATGAMERSSDシリーズの時と変わらない糸抜けのスムーズさを感じました。僕が使用しているラインはPE1.2号ですが、糸がらみはもちろんなく気持ちよくルアーが飛んでいきます。

 

また、ガイドが軽いという部分がキャスト時の振り抜けの気持ちよさに一役買っていると思います。ガイドが重いとキャスト時にロッドのブレが生じますが、ブレなくスパッと振り切ることが可能です。

ボートシーバスにおけるS756ML

ボートしては長めのレングスである7フィート5インチのS756ML。長めのレングスなので、細かいストラクチャー撃ちよりも、オープンエリア等の遠投が必要なシチュエーションが得意なロッドです。

 

写真がミノーの写真ばかりですが、ミノーはもちろん、鉄板バイブや、スピンテール、ワームなど、ボートシーバスで使用するほとんどのルアーを使用することができます。あくまでメーカーオフィシャルではなく、僕個人の感想として聞いていただきたいですが、ルアーMAX25gとなっていますが35gくらいまでは問題なく使用できます。

 

曲がりがスムーズなので、バイトからファイトまでスムーズに移行できます。バッドが強めの調子なので、シーバスのみならず中型青物くらいまでであればターゲットとして問題なく狙うことができます。

 

しなやかさはありつつ、全体としてはシャキッとした調子なのでルアーアクションもつけやすく、ジャーキングなどのメソッドにも対応します。今回は狙っていませんが、マゴチ釣り等のワームの釣りにも使えそうです。

オープンエリアが得意なキャスティングロッド

長いレングスを生かしての、超ド遠投の釣りが得意なOUTBACK BEYOND S756ML。ボートシーバスではその特徴を活かして、オープンエリアでの釣りで活躍する一本です。もちろんボート以外の陸っぱりシーバスやエギングなどにも使えるマルチなロッドですので、公共交通機関を使用しての釣行がメインとなる方や、出張などの旅先で釣りを楽しむ方、またバイク釣行などにぴったりな振り出し竿となっていますので、是非コンパクトに仕舞えるロッドが必要な方はチェックしてみてください!