コノフラットに必要なタックル

つまるところどんなタックルでも動かせるなら問題ないとも思うのですが、ボートシーバスガイドとしてコノフラットの釣りに適したタックルをご紹介しておきます。どんなタックルでも問題ないと言いつつ、実際のところ個人的にはコレしかないと思っているタックルです^^;

 


tailwalk  BOATGAMERSSD C65XH

tailwalk  WIDEBASAL81R

PE3号 + ナイロン40lb


僕の使用しているタックルです。こちらをご覧になって指名買いしていただけるのがもちろん一番嬉しいのですが、お好きなメーカー等もあると思いますので、何が重要かをお伝えします。

 

まずロッドですが、7フィート以下のビッグベイトロッドでグリップが短めのもの。このようなロッドがコノフラットの釣りに適しています。コノフラットの釣りは1日中ジャーキングを繰り返す釣りです。その為ロッドが長いとジャーキングが辛くなってしまい、疲れて釣りができなくなってしまいます。

 

また東京湾を含め、多くのガイド船の船は和船タイプのものが多いです。和船は自分が立っている位置が水面に近い事が特徴の船です。コノフラットは主に下方向にジャークするので、下にジャークすると長いロッドでは水面を叩いてしまい、ジャークがしにくくなります。やるとわかりますが、コレがかなりストレスです。同じくグリップが長いロッドは脇の下にロッドアクションのたびにグリップエンドがバチバチ当たるようになる為、コレもストレスです。

 

短いロッドのデメリットで言えば飛距離が考えられますが、そもそも84gもあるジョイントなしのワンボディのルアーです。ボートシーバスでは魚のいる場所で釣りをする為、オカッパリほど飛距離を必要としませんので7フィート以下でも実釣に十分な飛距離を飛ばす事ができます。

 

続いてはリールですが、必要なものはPE3号以上のメインラインが100m以上巻けるラインキャパシティと、一巻き95センチ以上の巻き取り量です。

 

まず先にメインラインの話からで、メインラインはPEライン一択です。ジャークを繰り返すコノフラットの釣りはモノフィラメントラインではジャークのたびにラインが伸びてしまってうまく力が伝わりません。リーダーについてはベイトタックルを使用するのであればフロロでもナイロンでも問題ないと思いますが、結束強度やクッション性、トラブル回避の観点から、僕はナイロンを選択します。

 

メインラインが決まればリールの番手が決まってくると思います。基本ビッグベイトの釣りはある程度大きいリールに越したことはないです。スプール系が大きい方が重いルアーを飛ばした時に飛距離も出ますし、バックラッシュもしにくいです。

 

その上でギア比は8ギア以上が理想です。やってみるとわかりますが、巻き取り量が大きいほどコノフラットの釣りは楽です。巻き取り量が大きいほどキレのあるアクションを生み出せるので、釣果も出るようになります。

 

特に差が出るのは風で船が流されている時で、流され出すと、巻き取り量の少ないリールでは巻くのが間に合わない為、ロッドアクションで入力した力がうまく伝わらず、結果としてルアーがうまく動かなくなってしまいます。

 

スラロームアクションは基本タダ巻きですのでどんなタックルでも大丈夫ですが、ダートアクションに関しては、今回ご紹介したタックルが必須と言っても良いほど快適に釣りができますし、釣果も驚くほど出るようになります。一度ご自身のタックルで試してみて、上手くいかない!と感じたら是非短めビッグベイトロッドと、巻き取り早め大きめのリールのご検討をお願いします!

 

ちなみにコノフラットに限らず、トップウォーター等のロッドアクションでルアーにアクションをつけるビッグベイト全般に今回ご紹介したタックルは適しています!