釣り場を守ろう!DUOさんからCLEAN CASE発売!!

たまにはまじめなお話!僕の職場はアイランドクルーズですが、勤務地は東京湾です!

 

 

大都会東京直下の海、京浜工業地帯のイメージもあり、東京湾は少し汚いという印象を持たれている海ではないでしょうか?確かに南国のようにサンゴ礁に囲まれているような海ではありません。コンクリートの岸壁に覆われ、人口建造物が立ち並び、工場等からの排水も多くみられ、俗にいう自然とは一見縁遠いと思える海が東京湾です。しかし海の中に目線を移せばそこには非常にたくましい自然が存在しています。

 

 

釣れる魚種が豊富、いる魚の量も豊富。毎日多くの釣り船が多くの釣り客を乗せて魚を釣って、かつそれに加えて漁師が魚を獲り続けても、枯渇することなく多くの人の気持ちと胃袋を満たしてくれる魚が沢山いる豊かな海が東京湾です。

 

僕はガイド業を始めて6年目になります。6年目ともなれば、いくらセンスのない僕でも何となく魚の大きな動きというのが少しわかり始めてきます。その中で季節が来ると魚が動く、入ってくるなどの極自然の中では当たり前の事を感じるたびに、自然というものがこのコンクリートだらけの海にもしっかり存在していることに驚いています。また、バースの柱に付いた貝を食べるクロダイや、岸壁沿いに生息するメバル、テトラポッドに入り込むカサゴやタコなど、人工物での中で順応する魚の逞しさにも驚かされます。

 

 

非常に恵まれた海だからこそ、少なくなってしまった魚の存在にも気づかされます。東京湾では少なくなってしまったアイナメ。先輩船長からは青潮が原因で激減したと聞いています。僕は青潮について詳しくは分かりませんが、青潮は富栄養化が進んだ海で起きてしまう現象とのこと。富栄養化とは工場排水や農業用水など、つまり人間の活動によって生み出される現象です。

 

いっぱい魚を釣りたいから東京湾に魚がいっぱいいて欲しい、釣り人の皆さん的には一番はここですよね?僕達も魚を釣って頂くことが生業なので、魚がいるかいないかは死活問題です。魚はいっぱいいて欲しいです。でも工場排水とか農業用水が原因で青潮になってそれで魚が減ってると言われてもちょっと困ります。そこで働く人もいて、かつそれによって自分の生活が支えられてる部分もあるからです。

 

 

魚がいっぱい釣れて欲しい。その為には工場排水が…

 

そんなに釣り人は大きなこと考えなくても良いと思います。もしかしたら僕達のような海で働く人は考えなくてはいけないのかもしれませんが、遊びに来ている場所の環境問題まで考えなくてはいけないとなったらもはや遊びにならなくなっちゃいますもんね。

 

でもやっぱり魚はいっぱい居て欲しい。そう思うのであれば自分が出来る範囲で、少しのことを気を付ける釣り人が多くなればなるほど魚の数は増えていくと思います。

 

 

という事でまずは自分が出すゴミはちゃんとゴミ箱へ捨てる。海へ捨てない。当たり前ですがここからです。写真はDUOさんから発売されたCLEAN CASEという新商品。表のステッカーにも書いてあります、釣り場をきれいに、ゴミは必ず回収、当たり前のことですが絶対です。

 

 

使い方、というかどういうアイテムかというとプラスチックの容器の中からビニール袋を取り出して、そのビニール袋の中にゴミを入れて散らからないようにしようというアイテムです。

 

中を開けるとロール状のビニール袋が入っています。20袋ロールされています。

 

大きさはこのくらいです。大きくないので、かさばらずにバッグの中にも入れておけますね!

 

もちろんボートや釣り船でも使える商品ですが、持ち運びの利便性などを考えるとオカッパリアングラーの方がメリットはあるのかなと思っています。環境問題はもちろんですが、オカッパリアングラーにとってのごみ問題は、釣り場の減少へ直結する問題でもあります。最近漁港立ち入り禁止が増えすぎです。

 

 

絶対コレ釣り人が捨てたんじゃないじゃん!とか、絶対どっかから流れてきたやつじゃん!オカッパリの時に見かけるゴミってそう思いますよね。自分だけ気を付けたって何にも変わらない!そうも思います。でももしかしたらそのゴミは釣り人が捨てたものかもしれないし、どっかで釣り人が捨てたものが流れてきてるのかもしれないです。皆が捨てないようになれば、ゴミが減って環境もよくなって魚が増えて、釣り場も減らなくて済むかもしれません。

 

わざわざ人のゴミまで拾う必要もないと思います。(できればした方が良いんでしょうが)とにかく自分がゴミを出さないこと。ここからです。

 

長々書きましたがDUOさんからCLEAN CASE発売してます!自分たちのフィールドは自分たちで守る!